早池峰山は約4億年前に赤道付近の海中でできた蛇紋岩がプレートに乗って移動してきて、約1億5千万年前に北上高地の山塊に乗り上げて隆起しで出来上がった。4億年前の地層は国内では古い地層となっている。
早池峰山の高山植物帯は南斜面の岩場の狭い範囲に形成されている。
蛇紋岩はマグネシウムやニッケルが多く含まれていて植物の生育には適していない。
蛇紋岩は風化しても土になりにくく岩場のままになっている。また崩壊しやすい。
高山植物は岩場の中に生息している(平場からの植物が侵入できなかった場所)
県道紫波江繋線の谷に沿って宮古方面からヤマセが吹き込んで雲を形成し、高山植物に水分を供給する
県道紫波江繋線の谷に沿って紫波方面から風が吹いてくると早池峰山の斜面で上昇し雲を形成する。
上昇気流で発生する雲は、高山植物帯の付近で発生する。
上昇気流で雲が発生すると高山植物帯と登山道が雲に覆われる
雲が通り過ぎた後にハヤチネウスユキソウの花や葉の綿毛をよく見ると水滴(露)がついている。夏場の高温期でもこの雲により高山植物に水分が供給されている。ハヤチネウスユキソウにある綿毛は雲から水滴を作って水分を吸収するのに適している。
約1万年前の最後の氷河期から生き残っているウスユキソウは国内に6種類ある